フレンチプレスの入れ方(淹れ方)
- 容器にコーヒー粉を入れます。
- お湯を注ぎます
- 4分後、プランジャーという金属のフィルターをゆっくりと押し下げながらプレスする
コップに注いで完成。簡単ですよね。ハンドドリップのように淹れる技術は特に必要ありません。分量や湯温を常に一定にしておけば、味がブレることもなく、誰でも毎回同じようにコーヒーを淹れることができます。
フレンチプレスをより美味しくする方法
フレンチプレスは最も簡単にコーヒーを淹れることができる器具と言っても過言ではありません。技術も必要ないのですが、下記のポイントを抑えるとより美味しく淹れることができます。
- 予め容器を温めておく
- 注ぐお湯の温度は95度以上
- コーヒーの挽き度合いは中挽き〜粗挽き
- お湯を注ぐ時は円を描くように勢いよく注ぐ(のんびりゆっくり注がない)
- 容器の3分に2程度まで注いだら一旦止める
- 30秒時間を計測し、30秒後に残りのお湯を注ぐ
- フタを忘れずに閉める
- フタを閉める前にかき混ぜると風味が出やすくなるという意見もある
- オススメは4分で抽出することだが、味の好みによって3分〜5分で抽出しても良い
フレンチプレスで入れた(淹れた)コーヒーはどんな味?
ハンドドリップがスッキリと表現できるのであれば、フレンチプレスは丸みのあるまろやかな味と表現できます。これは、コーヒーオイルがしっかり抽出されることによる影響です。また浸漬式により、コーヒーの成分をじっくりと引き出すためコーヒーの風味やコクが感じやすく、濃いめのコーヒーを楽しめます。
ポイントは金属フィルター
ハンドドリップではペーパーフィルターがコーヒーオイルを吸着してしまうため、コーヒーオイルが落ちてきません。しかしフレンチプレスでは、金属のフィルターを使っており、目もペーパーより粗いため、コーヒーオイルは目を通り抜け、ダイレクトにコップへ入ってきます。これによりコーヒー本来の味わいを楽しめるわけです。
簡単かつ味わいも良いのに普及していないのはなぜ?
コーヒーオイルが苦手という人もいます。特にスッキリとした飲みやすいコーヒーが好きな人には美味しくないと感じてしまうことも。また、フレンチプレスよりもハンドドリップで淹れたコーヒーの方が誰でも飲みやすい味になることから、大衆向けの喫茶店やカフェでは、ハンドドリップが採用されているのだと思います。
また、フレンチプレスは一定の味が出せるという魅力があるのですが、味に変化をつけることができません。ハンドドリップであれば、淹れ方によって味に変化をつけることができるので、プロであれば狙った味を抽出することができます。そのことからも、喫茶店やカフェではハンドドリップで淹れているお店が多いのではないでしょうか。
個人で普及していないのはなぜ?
- ハンドドリップの知名度が一番高い
- ドリップバッグの普及でドリップして淹れるのが標準となっている
- 面倒くさい
この3つが大きな理由ではないでしょうか。中でも「面倒くさい」という部分が大きいと思います。ドリップバッグでコーヒーを飲む場合は、コップにドリップバッグを引っ掛けてお湯を注ぐだけで淹れることができます。しかし、フレンチプレスはそうはいきません。粉を用意し、時間も正確に計測し、なんと言っても片付けが面倒です。ドリップバッグのように淹れたら捨てて終わりではなく、容器を洗浄する必要があります。使ったことがある人ならわかると思いますが、これがかなり面倒です。
もちろん、コーヒーオイルが苦手という人も中にはいると思いますが、片付けを含めたトータルでの「手間がかかる」という点が普及していない原因ではないでしょうか。
オフィスでのフレンチプレス
オフィスでフレンチプレスでコーヒーを飲んでいたらオシャレですね。容器自体もオシャレなので余計にそう感じます。作り方も簡単で、失敗することが少ないので、美味しいコーヒーを飲むことができます。
問題はやはり片付けでしょう。注ぎ終わった容器の中には、コーヒーの粉が残っています。金属フィルターにもこびりついています。よく洗わないといけないというのがデメリットです。仕事の休憩中に、その洗う時間がちょっともったいなく感じてしまうかもしれませんね。
しかし、仕事をしながらコーヒーを飲むという人であれば、量の部分でメリットがあります。
それは、簡単に2杯分を作ることができるからです。350mlの容器であれば約2杯分のコーヒーを一度に作ることができます。休憩中に作ったコーヒーを、休憩後の仕事中にも飲み続けることが容易になります。たくさんコーヒーを飲みたいというときにオススメですね。
コーヒーオイルを楽しみたくなったらフレンチプレスでどうぞ!