焙煎直後のコーヒーは本当に飲み頃ではないのか?

焙煎直後の飲み頃 コーヒーの焙煎

焙煎直後のコーヒー

コーヒーには飲み頃があるとされています。

一般的に美味しく飲める飲み頃というのは、焙煎から3日後~14日以内とされています。詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみてください。

コーヒーの焙煎と鮮度

さて、今回はあえて焙煎直後のコーヒーを飲んでその味わいを確かめてみたいと思います。

あらたな日、あらたな珈琲。で一番売れている「瞳をとじて、癒しのときへ」を焙煎した後、寝かせることを一切せずにすぐに飲んでみました。

焙煎直後の味は?

焙煎後、1杯分のブレンドを行い「瞳をとじて、癒しのときへ」が完成。すぐに挽いてからコーヒーを淹れてみました。

炭酸ガスが大量に含まれていることからモコモコと豆が膨らみます。この炭酸ガスによって、味が安定しなくなると言われています。味を安定させるために、炭酸ガスをある程度抜かす必要があるので、2、3日寝かせるというのが一般的です。

ですが、今回は即飲んでみます。

味は…

「美味いです!」やっぱり落ち着いて癒されます。が、寝かせた後とはやはり味が少し違うように感じました。

少しライトな感じがします。味に深みが弱いというか軽い感じの印象はありました。これが焙煎直後のコーヒーのデメリットでしょうか。ただ、飲めないというほどではなく、普通に美味しいです。

なぜ、2、3日寝かせる必要があるのか?

喫茶店は、コーヒーがメインの専門店になります。その店のオリジナルブレンドコーヒーもあるでしょう。そのブレンドコーヒーが淹れる度に味が変わってしまったら、プロとは言えません。常に最高のクオリティを安定して出せるのがプロだと思います。

そのため、焙煎直後でも十分に美味しいですが、プロとしては味を安定させるために寝かせる必要がある。というところから、焙煎後3日目以降が飲み頃というのが広まったのだと思います。

もちろん、寝かせたら美味しくなります。味に深みが出ます。でも、焙煎直後は焙煎直後の良さがあると思います。

喫茶店や通販ではなかなか焙煎直後のコーヒーを飲むことは難しいと思いますが、焙煎したての豆を店頭販売しているお店であれば、その日のうちに挽いて淹れて飲むことは可能です。

焙煎直後から毎日1杯ずつのんで、味がどのように変化していくのかを楽しむのもいいですね!

ちなみに当店が販売している「瞳をとじて、癒しのときへ」は、焙煎直後でも美味しかったですが、やはり焙煎後3日目以降が一番落ち着いた味になります。通販であれば、配送が必要なので到着した翌日や、到着日からがちょうど飲み頃になっていると思います。

それでは、もし機会があったら焙煎直後のコーヒーも飲んでみましょう!