アメリカンコーヒーとは

アメリカンコーヒー コーヒーの味

アメリカンコーヒーの味

あなたはアメリカンコーヒーにどんなイメージを持っていますか?

「アメリカンコーヒーは味が薄いコーヒー」そんな印象が強いのではないでしょうか?

では、なぜアメリカンコーヒーは薄味なのか?

アメリカンコーヒーの由来となった2つの諸説「ボストン茶会事件」と「第二次世界大戦」を紹介します。

アメリカンコーヒーの由来

まずは1773年の「ボストン茶会事件」。この事件は、イギリスが紅茶に重税をかけたことにより、怒ったアメリカ人が、ボストン港に停泊中だったイギリス東インド会社の船から紅茶を海に投げ捨てたという事件です。これ以降、アメリカで庶民の嗜好飲料であった紅茶に代わって飲まれたのがコーヒーでした。しかし、コーヒーは紅茶と違って味が濃いめです。そこでコーヒーを紅茶の味に似せようとして、薄くしたことでアメリカンコーヒーが生まれたという説です。

もう一つは「第二次世界大戦」。戦争中ですので、嗜好飲料であるコーヒーの供給量がアメリカ国内で不足します。少ないコーヒー豆でより多くコーヒーを飲むにはどうしたら良いでしょう?そうです、薄めることですよね。そうやって薄めるという習慣が定着してアメリカンコーヒーが生まれたという説です。

つまり、アメリカンコーヒーはお湯で薄めたコーヒー?

実は違います!

本来のアメリカンコーヒーの意味

アメリカンコーヒーの本来の意味は「浅煎りで淹れたコーヒー」のこと。お湯で薄めたコーヒーがアメリカンコーヒーではありません。確かに、浅煎りは深煎りに比べて味が薄くなります。そのため薄味のイメージがついたと考えられます。

そして、驚くことにアメリカ人はアメリカで飲んでいるコーヒーのことをアメリカンコーヒーとは言いません。そう呼ぶのは日本人だけなのです。つまり和製英語ですね。よって、アメリカで「アメリカンコーヒープリーズ」と言っても通じないということです(笑)。

このように、日本で一般的なイメージとしてあるアメリカンコーヒーと、本来のアメリカンコーヒーの味は違います。本来は「苦味が弱く酸味があるコーヒー」になります。

日本の喫茶店やカフェでのアメリカンコーヒー

喫茶店やカフェでアメリカンコーヒーを注文したことがあるでしょうか?注文してみると分かるのですが、大抵ブレンドコーヒーよりも一回り大きいコップに入って運ばれてきます。ブレンドなどのコーヒーよりも量が多いんですね。これはまさに、コーヒーをお湯で薄めることで量が増しているからです。アメリカンコーヒーが生まれた「第二次世界大戦」の諸説と同じですね。

喫茶店でアメリカンコーヒーが薄味の理由

  1. 喫茶店やカフェのオーナーが「ボストン茶会事件」「第二次世界大戦」の諸説を基に再現しているからなのか?
  2. はたまたオーナー自身がアメリカンコーヒー=薄味コーヒーと認識していて出しているのか?
  3. 本当はアメリカンコーヒーは浅煎りのコーヒーのことだと知ってはいるが、お客さんが薄味のコーヒーを求めているということで、あえて薄くしているのか?

プロであれば3番目の理由を期待します(笑)。

実際多くの喫茶店やカフェで注文するアメリカンコーヒーの味は薄めです。でも酸味を感じたことはほとんどありません。ですので、本来の「アメリカンコーヒー=浅煎り」で提供というお店は少ないと思われます。浅煎りで酸味が強いコーヒーが出てきたら、お客さんからしたら「えっ!?」となってしまうので、その場合はメニューに説明書きは必須ですね。

 

アメリカンコーヒーとアメリカーノの違い

アメリカーノ

アメリカンコーヒーと一緒になってしまいそうな「アメリカーノ」。実は違います。

アメリカーノは、エスプレッソから作られたコーヒーだからです。作り方はエスプレッソにお湯を注ぐだけ。お湯の量はお店によって様々です。実際には普通のドリップコーヒーと同じくらいの量で提供しているところが多いですね。

アメリカンコーヒーの定義をお湯で薄めたコーヒーとするならば、アメリカーノはエスプレッソなので、アメリカンコーヒーよりも苦みを感じます。

アメリカンコーヒーの定義を浅煎りで淹れたコーヒーとするならば、アメリカーノはエスプレッソなので深煎りで淹れることが多くなります。

名前は似ていますが、中身は全然違いますね。アメリカーノはエスプレッソを飲みやすくした珈琲と覚えておくと分かりやすいですよ。

 

いかがでしたでしょうか?アメリカンコーヒーのあらたなイメージが生まれましたか?

アメリカンコーヒーの本来の意味、そしてアメリカーノとの違いを知るだけで、あなたもコーヒー通ですね。