コーヒーの美味しい分量は?
コーヒー豆を自分で購入し、淹れて飲む場合の「最適な分量って何グラムだろう?」と思ったことってありませんか?
今回はコーヒーの分量について考えてみます。
まずは、オフィスや自宅であなたが自分のために淹れる、コーヒー1杯分の分量を考えてみます。
が、いきなり答えを言ってしまいますと…
答えは「ありません!」これが答えです(笑)。コーヒーの好みは人それぞれなので必ずしも1杯分は〇グラムにしなければならない!などの決まりはありません。自由に決めて良いというのが答えです。実際、喫茶店やカフェでもそのお店によって、1杯分何グラムにしているかは異なります。
しかしながら、ある程度目安が欲しいという人ももちろんいます。よって、目安となる適量を紹介したいと思います。
ホットコーヒー1杯分の目安
コーヒーを1杯分淹れる場合には、お湯の量とコーヒー粉の量に着目します。
- お湯:120ml~180ml
- コーヒー粉:8g~12g
例えば120mlのお湯でコーヒーを淹れる場合、粉が8gと12gでは濃さが違います。12gの方が濃いコーヒーになるということですね。また10gのコーヒー粉を使う場合でも、お湯が120mlと180mlでは濃さが変わります。
このことから、一定の味をキープするにはお湯の量とコーヒー粉の量をあらかじめ決めておくことが大切です。一般的な喫茶店やカフェではレシピとして140mlで10gのように決まっている場合が多いでしょう。
美味しい1杯を淹れる方法
では、自分好みの1杯の味を見つけるにはどうしたら良いでしょうか?3ステップを参考にしてみてください。
- 自分が飲むお湯の量を決める
1杯あたり150mlにするなら毎回そのお湯の量を使います。一度量を量って、いつも使うマイカップのどの辺にお湯が注がれているかを覚えておけば、毎回量る必要はなく楽です。オススメなのは個人作家さんが作ったような陶器のコップです。内側がコーティングされた、いかにも工場で大量生産されたような真っ白なものではない場合が多いので、目印が付きやすくなります。自然にできた柄というか傷みたいなものがあります。それが注ぐお湯の量の目印となるため便利です。しかもそういうコップはマイコップにすると愛着も出てきます。 - コーヒー粉10gでまずは飲んでみる
1杯あたりのお湯の量が決まったら、10gでコーヒーを淹れて飲んでみる。 - コーヒー粉の量を増減させる
10gで飲んでみて「もっと濃い方が好みかな」と思ったら12gまで増やしてみます。12gでも足りなかったら15gにしてみてもオッケーです。「ちょっと濃すぎる、苦すぎる」と思ったら8gまで減らしてみます。こうやって、コーヒー粉の分量を調整しながら好みの分量を見つけていきます。
便利なメジャー(計量スプーン)
コーヒー粉を計量する際は、メジャー(計量スプーン)を使うと簡単で便利です。0.1gの誤差もなく正確に量れるわけではありませんが、おおよその量を把握することはできます。
まだまだ奥が深いコーヒー
実は、同じお湯の分量とコーヒー粉の量でも、下記の要素で味わいが変わってきます。
- コーヒーの種類
- 焙煎度(浅煎り・中煎り・深煎り)
- 挽き方(粗挽き・中挽き・細挽き)
自分の好きな味をとことん追求するのであれば、これらの要素ごとに、上記の3ステップを踏んで、あなた好みの分量を探していくと良いでしょう。ただ、あまりに神経質になり過ぎても、面倒になってしまうので、とりあえずお湯の量と粉の量だけを決めて飲んでみると良いと思います。それだけでも、ある程度クオリティを保ったままコーヒーを楽しめるので。
コーヒーはこの分量でなくてはダメ!というルールはないので、気軽に自由に自分好みの味わいを探してみましょう!
ホットコーヒー2杯分の目安
例えば1杯分10gで淹れていたのであれば、2杯分は15g~18gになります。1.8倍くらいが推奨されていることが多いです。単純に2倍にすればいいというものではないというところがポイントです。
なぜ単純に2倍にしないのか?
それはドリップする際の、ドリッパーに入っているコーヒー粉の量に関係しています。2杯分は1杯分に比べて量が多いため、お湯を注いだ際に、お湯がコーヒー粉を通過する時間が長くなります。長くなるということはその分、成分が抽出されやすくなるので、1杯分よりも濃いコーヒーが落ちてくるためです。
一人コーヒーを楽しむ場合は、特に気にしなくても良いですが、誰かに淹れてあげる時や、多めに飲みたい時などは1杯分よりも少し量を減らすということを覚えておくと良いでしょう。
それでは、あなただけの美味しいコーヒーを!