コーヒードリッパー円錐と台形の違い

円錐型と台形型のドリッパーの違い コーヒー器具

コーヒードリッパーの形状

ドリッパーには大きく分けて2つの形状があります。

台形型円錐型です。

台形(カリタ)と円錐(ハリオ)でそれぞれ違いを検証してみましょう。

カリタ プラスチック製コーヒードリッパー 【1~2人用】 101-D #04001 HARIO (ハリオ) V60 01 透過 コーヒードリッパー クリア コーヒードリップ 1~2杯用 VD-01T

コーヒーの抽出方法はどちらも透過式のドリッパーになります。

透過式って何?
ドリップする際の抽出方法です。大きく透過式と浸漬式に分類されます。詳しい説明は「コーヒー抽出法」をご確認ください。

 

フィルターについて

カリタ コーヒーフィルター FP101濾紙 (1~2人用) 100枚入り ブラウン #11111 HARIO (ハリオ) V60用ペーパーフィルターみさらし 1~2杯用

カリタもハリオもどちらもペーパーフィルターを使用します。ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、その中にコーヒー粉を入れて、お湯を注いでコーヒーを抽出します。

カリタのドリッパーにはカリタで販売しているペーパーフィルターをセットし、ハリオで販売しているドリッパーにはハリオで販売しているペーパーフィルターをセットすることをオススメします。

同じメーカーの道具を使うことで、より美味しいコーヒーを淹れることができます

 

穴の違い

台形型のカリタは、お湯が落ちる穴が3つ付いています。

円錐型のハリオでは穴は1つになります。しかし、お湯が落ちるスピードは穴が1つの円錐型の方が早くなります。

その理由は、お湯の流れ方にあります。

 

お湯の流れの違い

台形型(カリタ)と比較して、円錐型(ハリオ)では、お湯を注ぐと、中心の穴に向かって一直線にお湯が落ちていきます。そのため、抽出時間は台形型と比較すると短めになります。しかし、コーヒー粉にお湯が触れる時間は長くなるので、コーヒーの成分は抽出しやすくなります。ネルドリップで抽出したときと似ています。

 

台形型と円錐型ドリッパーの味の違い

基本的に抽出スピードによって、味に違いが生じます。

抽出スピードが短いと酸味が抽出されやすく、抽出スピードが長いと苦味が抽出されやすくなります。

台形型(カリタ)の味

コーヒー抽出時間が長くなるので、ゆっくり注ぐほど苦味が強調されボディ感のあるコーヒーになります。雑味が少ないのも特徴です。お湯を注ぐタイミングや量、淹れ方で味が変わってくるので、美味しく淹れるには慣れが必要です。

円錐型(ハリオ)の味

抽出時間が短めなので、ほどよい酸味を感じるスッキリとした味わいになります。お湯を注ぐ速度によって、変化をつけることができます。

お湯を早く注ぐと薄めのサッパリとした味に。ゆっくり注ぐと濃いめの味になります。

 

ドリッパーの選び方

では、台形型(カリタ)と円錐型(ハリオ)どちらを選んだ方が良いのでしょうか?

正直、コーヒーは嗜好品なので個人差があるため、こっちが良いと言い切ることはできません。

どちらのドリッパーにも良さがありますし、淹れ方によっても味が変わってきます。オススメは、まずどちらか1つを選んで、淹れ方を色々試しながら、好みの味が出せるようになるまで使ってみると良いと思います。

その後、もう片方のドリッパーで淹れてみて味の違いを楽しむと、より良いコーヒーライフが送れると思います。

味については、あっさり目で酸味のバランスがよいコーヒーが好きなら円錐型(ハリオ)、よりボディ感のあるコーヒーが好きなら台形型(カリタ)という基準で選んでみても良いでしょう。