陶器ドリッパーのメリット・デメリット

陶器ドリッパーとは

コーヒーをハンドドリップで淹れる際に、ドリッパーが必要になります。ドリッパーとは下記のようなコーヒー器具です。

プラスチック製ドリッパー

陶器製ドリッパー

一般的なのはドリッパーにペーパーフィルターをセットして、その中にコーヒー粉を淹れて、ポットを使ってドリップします。（ペーパーレスでドリップできるドリッパーもあります）

ドリッパーに使われている材質も様々なものがあります。

ドリッパーの材質

プラスチック
陶器
銅
金属（ステンレス）
ガラス
磁器

多く見かけるのはプラスチック製のドリッパーではないでしょうか？安価で購入することができます。今回は、陶器のドリッパーについて掘り下げたいと思います。

陶器ドリッパーのメリット

陶器ドリッパーにはどのようなメリットがあるのでしょうか？

最も大きなメリットは「雰囲気が良い」だと思います（笑）。でも、それって結構重要なことです。コーヒーは飲んで楽しむだけでなく、淹れる工程から楽しむものです。使うコーヒー器具も楽しむべき要素です。

たとえば、手動ミルと電動ミル。雰囲気を楽しむのであれば、断然手動ミルになりますよね？一瞬でガーッと豆を挽くのと、自分の手でガリガリと豆を挽くのでは、大きな違いがあります。味はさほど変わらないかもしれませんが、コーヒーの楽しみがアップします。その分、満足度の高いコーヒータイムになるわけです。

そう考えると、ドリッパーも楽しむための要素になります。プラスチックのドリッパーはどうしても安物というイメージが付いてしまいがちです。実際陶器のドリッパーに比べるとかなり安い場合が多いです。重さも大きく違い、軽いプラスチックに比べて、陶器はズッシリと重く重量感がたっぷりです。高くて重い…高級そうなイメージがしませんか？よって、陶器ドリッパーを使うだけで、少しリッチな気分になれるわけです。

また、触り心地や見た目からも温もりを感じます。土から作られているという点が大きいのではないでしょうか？それを通して淹れられるコーヒーはなんだかまろやかな味になりそうですよね。

このように、陶器ドリッパーはコーヒーを淹れる雰囲気づくりに役立つと言えます。

陶器ドリッパーのデメリット

メリットがあれば、デメリットもあります。メリットより多くない？と思うかもしれませんが、サッと流してください（笑）。

重い
ドリッパーの中でNO.1の重さを誇るのではないでしょうか。誰が持っても重いと感じます。
割れる
陶器で作られたコップと同じで、高いところから落としたら割れます。
リブが精巧ではない
プラスチックや金属ドリッパーに比べると、リブが劣る部分があります。特に、陶器市などで販売されている個人の作家さんが作ったドリッパーなどは、リブの凹凸の高さが違っていたりします。手作りなのでしょうがないですが。リブはコーヒーの味わいに関わってくるものなので、美味しさを追求したい場合は、やはり大手メーカーのドリッパーが安心でしょう。しかし、個人の作家さんが作るドリッパーは温もりがMAXに近い状態で感じられます。
存在感がデカすぎる
陶器ドリッパーは存在感があります。重厚感があるのはもちろん、色合いもシンプルなのは白くらいで、基本的に重たい色で作られていることが多いです。たとえばオフィスでデスクの上に１つあるだけで、変に目立ちます（笑）。オフィス環境にもマッチしていません。
冬場はキンキンに冷える
陶器なので、冬はドリッパーが冷たくなります。プラスチックと比べてみるとその差は歴然。つまり、ドリップする際にドリッパーの冷たさが温度変化に影響を与えてしまうことになります。ドリップする前にお湯を通すなどして温めれば問題ないですが、時間がないときは少し面倒です。