コーヒー飲み過ぎのデメリット
覚醒作用や脳の活性化、集中力アップなど仕事にも役立つコーヒーの効果。しかし、その一方でデメリットがあることもしっかり理解しておくことがコーヒーと上手く付き合っていく上には大切なことです。
ではどのようなデメリットがあるのでしょうか?ここでは3つの飲み過ぎによるデメリットを紹介します。
- 胃痛
- 不眠
- カフェイン依存症(中毒)
1.コーヒーによる胃痛
コーヒーに含まれるカフェインは、胃酸の分泌を促します。もし、空腹時に大量のコーヒーを飲んだ場合どうなるでしょう?胃酸が過剰に分泌され、それによって胃痛が引き起こされることにつながります。朝、モーニングコーヒーとして、コーヒーを飲む人も多いと思いますが、朝ごはんを食べずに飲んで、さらに出勤してから飲んで、午前中の仕事中にも飲んでいたら、明らかに飲み過ぎです。胃痛の大きな原因となるでしょう。
コーヒーによる胃痛を防止するためには、空腹時を避けた方が良いでしょう。
2.コーヒーによる不眠
夜寝る前に飲むコーヒーは睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。カフェインには覚醒作用があり、眠気が薄れて、逆に目が冴えてきます。それにより寝付けないということになります。しかも、コーヒーを多く飲むことで、カフェイン量も増えることにより、余計に睡眠を妨げる原因となるでしょう。
夜にコーヒーを何杯も飲むことを避けることはもちろん、寝る直前のコーヒーはたとえ1杯だけだとしても飲むことも控えた方が安心です。
3.コーヒーによるカフェイン依存症(中毒)
コーヒーの飲み過ぎで特に怖いのが、カフェイン依存症やカフェイン中毒と言われる症状でしょう。
コーヒーに限らず、カフェインが含まれているエナジードリンクなどの飲み過ぎでも引き起こされる可能性があります。カフェイン依存症(中毒)は、まさにカフェインの摂りすぎが原因です。
コーヒーを飲むと、カフェインによる覚醒作用や脳の活性化、集中力アップなどのメリットもあります。しかし、その時の気分の高揚感を何度も求めてしまうと、コーヒーを飲む頻度が多くなります。それによって、カフェインの摂取量も多くなります。
すると、カフェインに耐性がついて、今まで飲んでいたコーヒーの量では、効き目が弱くなってきます。コーヒーを飲んでも、覚醒作用を感じづらくなり、さらにコーヒーを飲んでカフェインを摂ろうとします。そうやって飲む量も増えていくことで、カフェイン依存症やカフェイン中毒と呼ばれる状態に陥ってしまいます。
カフェイン依存症(中毒)とはどんな症状?
カフェインを摂取しないと、頭痛がしたり眠気が襲ってくるという身体的な症状。集中ができなくなったり、気分が落ち着かなかったり、イライラしたり、不安な気持ちになるという精神的な症状が現れます。その症状を和らげるために、カフェインを何度も摂り続けてしまうことになります。
つまり、毎日コーヒーを4杯や5杯、当たり前のように飲んでいる人は、すでにカフェイン依存症になっている可能性があるということですね。
このことから、カフェイン依存症(中毒)の可能性があるのは下記のような人だと考えられます。
- 毎日コーヒーを飲まずにはいられない
- コーヒーを飲まないと頭痛がする
- コーヒーを飲まないと落ち着かず気が散る
- 毎日コーヒーを4杯以上飲んでいる
もし「そうかも?」と思ったら、コーヒーなどカフェインを摂るのを意識的に絶ってみましょう。無意識に当たり前のように飲んでいたコーヒーを意識して止めてみる。始めはちょっと辛く感じるかもしれませんが、コーヒーを控えることはそれほど難しくはありません。「我慢できない!コーヒーが飲みたくて飲みたくて何も手につかない!」という症状が現れたら、病院に行ったほうが良いでしょう。
仕事でコーヒーを活用する上での飲み方
仕事でコーヒーを活用する上でも、やはり飲み過ぎには注意です。
コーヒーは飲んでも1日1杯~3杯に控えておいた方が、良いかもしれません。また、毎日3杯の飲み続けるのではなく、1日1杯の時もあれば、飲まない日もあるなど、意識的にコーヒーを飲む量を調整すると良いでしょう。飲み過ぎて、カフェインへの耐性がついてしまったら、コーヒーをビジネスツールとして活用する効果も減ってしまいます。
ちなみに私のコーヒーの飲み方は下記のようになっています。
火曜日…1杯
水曜日…飲まない
木曜日…0~1杯
金曜日…1杯~2杯
土曜日…1杯~2杯(喫茶店やカフェなどで美味しさを味わうためのコーヒー)
日曜日…1杯(自分で豆を挽いて淹れる美味しさを味わうためのコーヒー)
月曜日から金曜日は、仕事で効率を高めるためのコーヒーを飲んでいます。土日はプライベートのコーヒーです。そして水曜日はコーヒーを飲んでいません。
カフェインの効果や持続時間は個人差があり「どうすれば耐性がつかないのか?」「1日何杯飲めば耐性がつくのか?」は一概には言えません。しかし、私はもう何年も上記のようなコーヒーの飲み方をしています。特に耐性がついたという感じはせずに、夜コーヒーを飲むと相変わらず寝つきが悪くなります。
あなたもコーヒーの飲み方を毎日意識しながら、上記のようなコーヒーのスケジュール表を作ってみてはいかがでしょうか?カフェインの効果を仕事に活かせて、さらにカフェイン依存症も予防できると思います。
カフェイン耐性がついてしまった場合は?
しばらくの間、コーヒーを飲まずにリセットすると良いと思います。私も昔は、1日3杯~4杯を毎日飲んでいた時期がありました。コーヒーの効果を何も感じずに、夜飲んでも眠れていました。おそらく当時はカフェイン依存症になっていたんだと思います。そのままでは健康にも良くないと思い、まずは1週間我慢することにしました。元々コーヒー好きだったので、無性に飲みたくなりましたが、意識して我慢することはそこまで難しくはありませんでした。1週間飲まないと、それから先我慢するはより簡単になり、結果1ヶ月近くコーヒーを飲まなかった時期があります。
1ヶ月を過ぎた頃に、また飲み始めたのですが、そこからはまたコーヒーの効果を実感できるようになっていました。つまり、一度ついた耐性はリセットされるということが分かりました。
最近コーヒーを飲んでもその効果が実感できないという人は、耐性がついてしまっていることも考えられるので、まずは1週間止めてみてはいかがでしょうか?
どうしてもコーヒーが飲みたい場合は?
1週間我慢する時でも、今は、カフェインレスのコーヒーがあるので、カフェインを絶つのもより簡単になっていると思います。10年くらい前はカフェインレスコーヒーなんてありませんでした。いや、あったかも知れないのですが、今のように普及していなかったので、私はまったく知りませんでした。当時にあればより簡単にカフェインを控えることができていたと思います。そう考えると、カフェインレスコーヒーのあらたな活用法もあると考えています。
とにかく!コーヒーでも飲み過ぎには注意です!飲むタイミングや頻度を戦略的に考えて、ビジネスに活用しましょう。