コーヒーで脳を活性化！？
コーヒーを飲むと頭が冴える。つまり、脳が活性化すると聞いたことがあるかもしれません。
なぜ、コーヒーでそんなことが起こるのか？コーヒーが脳にどんな影響を与えているのか？そして、どんな効果があるのか？を詳しくみてみましょう。
コーヒーが脳に与える影響とは
正確にはコーヒーに含まれている成分が脳に影響を与えていると言われています。
その成分というのが「カフェイン」です。
カフェインには覚醒効果があるとして有名です。
覚醒効果は、頭がシャキッと冴えるような感覚になります。眠気があって、頭がボーっとしているときにコーヒーを飲もうとする理由は、覚醒効果を見込んででしょう。
なぜ、カフェインが眠気に影響を与えるのか？
眠気は脳内物質である睡眠物質が増えるほどに強くなっていきます。睡眠物質であるアデノシンは、日中活動している時にどんどん増えていきます。ものすごく疲れた日はよく眠れますよね？
たとえば頭を使えば使うほど、アデノシンは増えていきます。ものすごくハードな仕事で一日中脳を使った夜は、とてもよく眠れますよね？脳だけでなく、身体が疲労するほどにアデノシンは増えていきます。体を使ってハードな運動をした日もよく眠れますよね？このように、疲労によって睡眠物質が溜まり、夜はぐっすり眠れるというわけです。
しかし、アデノシンが昼間、仕事中や勉強中に溜まってくるとやっかいになります。眠くて仕事にならない経験をしたことは誰でもあると思います。その時、脳の中はアデノシンが溜まっている状態です。
そこで、役に立つのがカフェイン。
カフェインの効果
カフェインはアデノシンの働きを抑える効果があります。アデノシンによってドーパミンなどの興奮性神経伝達物質が出過ぎてしまうのを抑制しているのですが、そのアデノシンがカフェインによって抑えられることによって、ドーパミンが活動しやすくなります。それにより脳波興奮状態になり、眠気がなくなったように感じ、集中力アップや疲労が軽減し、仕事や勉強に取り組みやすくなります。
これがカフェインの効果であり、コーヒーを飲むと脳が活性化するという仕組みになります。
ビジネスに役立てるならコーヒーを飲むタイミングが重要
ただ何となくという理由でコーヒーを飲むよりも、ビジネスで役立てるという目的で飲むと、コーヒーの効果をプラスにすることができます。
たとえば覚醒効果を見込んで、眠くなる前に飲んで眠気を予防することができます。会議やミーティングなど、脳を使ってアイデアを出す際には、脳が活性化していればより良い案が浮かぶかもしれません。また、時間内に終わらせないといけない仕事があり、集中が必要な時にコーヒーを飲むという使い方もあります。
覚醒効果のマイナスも考慮しておく
覚醒効果が働くとマイナスの場面もあります。それが、夜の睡眠時ですね。
つまり、飲むタイミングとして寝る前にコーヒーを飲むのはもちろん、夜コーヒーを飲むことはあまりオススメできません。カフェインにより、睡眠物質が抑えられてしまい眠れなければ、次の日に悪影響が及ぶのは必須です。
ビジネスツールとしてコーヒーを活用するならば、よりコーヒーを飲むタイミングを意識して飲むようにしましょう。
