エチオピア ヤギ伝説
コーヒー発祥の地として有力候補となっているのがエチオピアです。こんな伝説があるそうです。
ある日、カルディは気付いたんじゃ。日中元気に騒いでいたヤギ達が、なぜか夜になっても元気に跳ねていることを。
「なんであんなに元気なんだろう?」
カルディは不思議に思い、ヤギ達の行動を観察したんじゃ。すると、草の他に赤い実を食べていたのを発見したんじゃ。
カルディ自身もその赤い実を食べてみた。
するとどうだろう?元気が湧いて気分がスッキリ!
「これは凄い!」
カルディは近所の修道院の僧たちに、その赤い実のことを伝えにいったんじゃ。
その話を聞いた僧たちも、赤い実を食べみた。すると、夜でも眠くならずに修行することができるようになったそうじゃ。こうしてその修道院は「眠らない修道院」として有名になったんじゃと。
それからその赤い実が隣村、そのまた隣村と伝わり、全世界へと広まっていった…
その赤い実こそがコーヒーのということじゃ。
エチオピアがコーヒー発祥の地
この物語から、エチオピアがコーヒー発祥の地として広まったとされています。
物語に登場する「赤い実」はコーヒーノキになる果実、コーヒーチェリーのことですね。元気になったり、眠らなくなったという話は、カフェインによる効果だと思われます。
コーヒーチェリーはスグに腐ってしまうことから、輸出には向いていません。そのため、コーヒーチェリーの種子であるコーヒー豆として輸出されて、世界に広まっています。
もし、カルディ少年が発見しなかったら、今ここにコーヒーはなかったかもしれませんね…。
エチオピアのコーヒーについて詳しく知りたい方はこちら↓
それでは、今日はコーヒーを発見したカルディ少年に感謝を込めた一杯を飲みましょう!