オレ・ラテ・カプチーノ
喫茶店やカフェのメニューで見かけるカフェオレ・カフェラテ・カプチーノ。それらの違いが分からない、一度調べたけどごちゃごちゃになってしまい忘れてしまった!なんて経験はありませんか?
今回はそれぞれの違いを明確にし、分かりやすく覚える方法を紹介します。
カフェオレ
カフェオーレとも呼ばれたりもします。フランス語でcafé au laitと表記します。
カフェは「コーヒー」のことで、オは「前置詞」になり、レは「牛乳(ミルク)」となります。つまり、コーヒーの中に牛乳(ミルク)を入れた飲み物だということが分かりますね。
カフェラテ
カフェラッテとも呼ばれたりもします。イタリア語の造語でCaffè Latteと表記します。
カフェは「コーヒー」のことで、ラテが「牛乳(ミルク)」のことになります。つまり、カフェオレ同様にコーヒーに牛乳を入れた飲み物になります。
うん?それだとカフェオレとカフェラテの違いは何なの?
その違いはコーヒーの抽出方法にあります。ココがポイントです。
カフェオレ=コーヒーをドリップで抽出
カフェラテ=コーヒーをエスプレッソで抽出
つまりドリップコーヒーに牛乳を加えたらカフェオレ。エスプレッソに牛乳を加えたらカフェラテとなります。
味の違いは?
カフェオレはコーヒーと牛乳を50対50の半々の割合で混ぜていることが多くなります。
カフェラテはコーヒーと牛乳を20対80の割合で混ぜていることが多くなります。エスプレッソというと苦いイメージがありますが、牛乳の割合が大きいので実際はどうなのでしょうか?
「苦み」に注目すると簡単に分かると思います。エスプレッソをベースにしたカフェラテの方が苦みを感じることができます。ということで、私が昔覚えた方法を教えます!
オレ、牛乳!ラッテ(だって)苦いの苦手なんだもん!
これで、ラテが苦い=エスプレッソベースだと覚えていました(笑)。
カプチーノ
続いてカプチーノです。
イタリア語でcappuccinoと表記します。エスプレッソに泡立てた牛乳(ミルク)を加えた飲み物です。エスプレッソベースならカフェラテと同じになります。ポイントは牛乳(ミルク)の違いです。
カプチーノは、エスプレッソとスチームミルク(蒸気で温められたミルク)とフォームミルク(蒸気で泡立てられたミルク)の割合を、お店によって異なりますが大体1対1対1で作られています。
カフェラテはスチームミルクの割合が多くなります。フォームミルクは全体の1割程度になります。
つまりカプチーノの方がフォームミルクの割合が多いということです。フォームミルクは泡立てられたミルクなので、飲んだ時に口の周りに泡が付きやすくなるイメージです。口当たりとしては、泡のフワフワ感をより多く感じられるのがカプチーノになります。
味の違いは?
これも「苦み」で分かりやすく判別できます。カフェラテよりもカプチーノの方が苦みを感じます。その理由はスチームミルクとフォームミルクの量の違いです。スチームミルクは簡単に言えば、温められたミルク。フォームミルクは簡単に言えば、ミルクの泡。
ミルクの量で言うと、空気が入っている泡(フォームミルク)よりも温められただけのミルク(スチームミルク)の方が多くなります。よって、カフェラテの方がよりミルク感を感じることができて、苦みが和らぎます。
カプチーノはカフェラテに比べるとミルク感が弱くなるので、よりビターな味わいに感じます。
よって、苦みを基準にした味のまとめをすると下記のようになります。
カフェオレ<カフェラテ<カプチーノ
泡の量を基準に見た目でも判断することができます。
カフェオレ<カフェラテ<カプチーノ
このように、苦みと泡の量でオレラテチーノの順で覚えておくと、分かりやすいと思います。
注文する際にも、「今日あまり苦くないミルクをメインに味わいたいな」と思ったらカフェオレ。「ビターな苦みを味わいたい気分だな」っと思ったらカプチーノ。これで、その日の飲みたい気分で選ぶことができますね!
それではよいミルクブレンドタイムを!