焙煎における味の違い
焙煎は大きく分けて3段階の度合いがあります。
- 浅煎り
- 中煎り
- 深煎り
この3つの焙煎度合いをさらに細かく分けると下記のようになります。
![焙煎時間](https://aratana-coffee.com/wp-content/uploads/2018/06/bitter-sour2.jpg)
このように焙煎時間によって焙煎度合いは8つに分けることができます。
焙煎時間が長いほど、色は煎られることによって黒へと近づいていきます。
では、コーヒーの味は焙煎時間によってどのように変化していくのでしょうか?
コーヒーは果実!?
そもそもコーヒー豆は何からできているのか?
実はコーヒーノキになるコーヒーチェリーという果実の種子がコーヒー豆となっています。
木の実の味ってどんなイメージがありますか?ちょっと想像してみましょう。
酸っぱいイメージをして唾が出てきたかもしれませんね(笑)。多くの果実は酸っぱい、甘酸っぱい味が多いですよね。コーヒーチェリーはというと…
甘い味がします。ただ、果肉部分が非常に少ないのでフルーツとして食べられるものではありません。
では、コーヒーチェリーの種子であるコーヒー豆はどんな味がするのでしょう?
焙煎度合いによりコーヒーの味が決まる
一般的にコーヒーというと苦いというイメージが強いと思います。しかし、それは焙煎によるものです。元々は下記の図のように始めは酸味が強い状態になります。
コーヒー豆は焙煎時間が長ければ長いほど苦くなり、短ければ短いほど酸っぱくなります。どんな種類のコーヒー豆でもイタリアンローストのように焙煎時間が長ければ、酸味はなくなり苦みが強くなります。
よって、コーヒーの苦い酸っぱいの度合いは、大方焙煎によって決まってくると言えます。まずベースとなる味を焙煎で決めてから、そこから挽き方や抽出の仕方でさらに酸味と苦みを調整していくイメージです。
好みのコーヒーの味を探す方法
以上のことから、好きなコーヒーの味を探す最も簡単な方法は、焙煎度合いで選ぶことです。
喫茶店やカフェではメニュー表に「浅煎り」「中煎り」「深煎り」と多くの場合書かれています。書かれていなければ、聞いてみれば教えてもらえます。
浅煎りのコーヒーを注文すれば酸味があり、中煎りであれば酸味と苦みのバランスがとられていて、深煎りであれば苦みが強調されているのが一般的です。
コーヒー豆を購入する際は、焙煎度合いが書かれていると思いますので、好みの味を探しやすいと思います。
ただ、オリジナルブレンドコーヒーの場合、焙煎度合いが異なる豆同士をブレンドしていることもあります。その場合は何煎りなのか微妙なので、店員さんに苦みと酸味を確認した方が良いと思います。酸っぱいのが苦手なのに、買って飲んでみたらすごく酸っぱかった!なんてことになりかねません(笑)。
もう少し詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください↓