コーヒーフレーバーの表現と種類

コーヒーフレーバー コーヒーの味

コーヒーフレーバーとは

フレーバーとは
コーヒーを口に含んだ時に感じる香りや風味のこと。

喫茶店やカフェ、コーヒー通販サイトでメニューの説明書きに「柑橘系」「チョコレート」「ナッツ系」などと表現されているのを見たことはありませんか?

実際はコーヒーに柑橘系のフルーツやチョコレートが入っているわけではなく、それに似た風味や香りを感じることを表現しています。

要するに、コーヒーの味を分かりやすくイメージしてもらうための表現です。

フレーバーの表現の仕方

たとえば「酸味を感じる」コーヒーがあったとします。

そのコーヒーの味わいを表現しようとしたときに「若干酸味がある」だけでは、コーヒーの持つ魅力があまり伝わってきませんよね。

そこで「さわやかな酸味がある」「明るい酸味を感じる」「上品な酸味がある」「まろやかな酸味を感じる」など、どんな酸味なのかを表現してみます。

さらに詳しく味を絞り込んでみます。酸味にはいろいろな種類がありますよね。

フルーツの酸味では、柑橘系の酸味であれば「オレンジ」「レモン」「グレープフルーツ」。
ベリー系の酸味であれば「ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー」「イチゴ」。
南国系フルーツであれば「パイナップル」「パッションフルーツ」「マンゴー」。

このように一言で酸味と言っても、様々なフルーツの酸味に例えることができます。

フレーバーを表現する手順

  1. コーヒーの特徴となるどんな味わいを最も感じたかを考える
    「酸味」「コク」「苦味」「甘み」「香り」など。
  2. 「酸味」であれば、その酸味がどのような種類の酸味なのかを考える
    「さわやか」「甘酸っぱい」「上品」
  3. その酸味と近いモノがないかを考える
    「レモン」「ブルーベリー」「パイナップル」
  4. イメージできた表現を組み合わせて表現する
    「さわやかなグレープフルーツ」「上品で甘酸っぱいイチゴ」

フレーバーの表現は自由

味覚は人それぞれ違います。よって、同じ味でも人によって感じ方も違います。酸っぱいレモンのような酸味に感じる人もいれば、上品でさわやかなオレンジのような酸味に感じる人もいます。

たとえば喫茶店やカフェで「チョコレート系」と書かれているコーヒーを飲んでも、まったくチョコレートを感じなかった。なんて経験はありませんか?

その喫茶店のマスターがチョコレート感を感じただけであって、お客さんによっては感じないこともあります。人によって味覚が違いますからね。

つまり、フレーバーの表現で正解・不正解はありません。

「どこがチョコレートなの!?苦いだけだよ!」「ブルーベリーの酸味!?ブルーベリーの「ブ」の字すら入ってないから!」とクレームをつけるのはやめましょう(笑)。

あくまでコーヒーの味わいのイメージとして捉えて、味わってみてください。

 

自分なりのフレーバーの表現でコーヒーを楽しむ

コーヒーを飲むたびに、自分でフレーバーを表現してみると、あらたな珈琲の楽しみが増えます。

どんな表現方法があるのか、フレーバーの種類をまとめてみたので、参考にどうぞ。

フレーバー種類

柑橘系 レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、ブルーベリー、カボス、ユズ
ベリー系 ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、クランベリー、イチゴ
南国フルーツ系 パイナップル、マンゴー、ココナッツ、パッションフルーツ、バナナ、グァバ、パパイヤ
その他フルーツ りんご、キウイ、ぶどう、マスカット、アプリコット、アンズ、レーズン、プルーン
ナッツ系 アーモンド、ピーナッツ、くるみ、ピスタチオ
チョコレート系 ミルクチョコレート、ダークチョコレート、ホワイトチョコレート、ビターチョコレート、ココア
甘い系 バニラ、メープルシロップ、シナモン
香り系 バラ、ラベンダー、ミント、バジル、ローズマリー、シナモン、木の実、穀物

などなど、上記で挙げたフレーバーの表現は一例です。あなた独自のいろいろな言葉でフレーバーを表現してみると面白いかもしれませんね。