モカって何？
モカの意味って知っていますか？
何となくモカコーヒーって聞くけれど詳しい意味は知らない。また、カフェモカとの違いもよく分からない。という人に役立つ記事になっています。
モカコーヒーとは
喫茶店やカフェに行ってコーヒーを注文する際「モカコーヒー」というコーヒーを見かけたり飲んだことがあると思います。
モカコーヒーの“モカ”はコーヒー豆の名称で、イエメン産の「モカマタリ」「モカハラーズ」とエチオピア産の「モカシダモ」「モカハラー」「モカジンマ」などがあります。
モカの由来
エチオピアとイエメンは海を挟んで対面しています。
イエメンのモカ港からコーヒー豆が輸出されていたことからイエメンで収穫されたコーヒー豆は“モカ”と呼ばれるようになりました。
そして、エチオピア産の豆も対岸のモカ港を通して一緒に輸出されていました。そのためエチオピア産のコーヒー豆も“モカ”と呼ばれました。
これが、イエメン産とエチオピア産の両国で収穫されるコーヒー豆に“モカ”という名称がついている理由です。
モカコーヒーと一言で言っても、実はイエメン産なのかエチオピア産なのか収穫されている国自体が違う可能性があるということです。
喫茶店やカフェのメニュー表には「エチオピア モカ」や「シダモ」と記載されていたり、イエメンであれば「イエメン モカマタリ」と記載されていたりします。どちらの国のモカなのかを確認してみると良いですね。
モカの特徴
イエメン産のモカとエチオピア産のモカですが、特徴は似ています。どちらも、苦みよりも酸味が強めのコーヒー豆になります。モカ特有の独特な風味も特徴的です。また、豆が小粒であるという特徴もあります。
カフェモカとは
カフェのメニューで非常によく見かける「カフェモカ」。
実はモカコーヒーは別物です。
カフェモカは、エスプレッソにチョコレートとミルクを混ぜた飲み物になります。
大手のコーヒーチェーンなどで注文すると、さらにホイップクリームなどがトッピングされていたりして、コーヒーというよりは、もはやチョコレートドリンクと思うほどの、甘い飲み物として提供されています。
エスプレッソの原料としてモカコーヒーを使っているのかというと、特にその決まりはありません。よって、モカコーヒーとは全く別と考えても良いでしょう。
カフェモカのモカって何？
コーヒー豆のモカは、カカオに似た風味があることから、それに似せようとチョコレートを入れて作った飲み物だから、カフェ“モカ”と名づけられました。
しかし正直なところ、似せるどころか味も風味も全く別の飲み物になってしまっている気がします(苦笑)。
まとめ
コーヒーで使われているモカの意味が分かったでしょうか？
下記のポイントを押さえておくだけでモカのことを理解できると思います。モカコーヒーを飲もうとしたら、甘いチョコレート風味のカフェモカが出てきて、飲んでビックリという失敗を減らすことができるでしょう！
- モカコーヒーとカフェモカは別の飲み物である。
- モカコーヒーはイエメン産とエチオピア産がある。
- カフェモカはエスプレッソにチョコレートとミルクを入れて混ぜた飲み物である。
それでは、今日も美味しいコーヒーをのモッカ！
