コーヒー袋を分ける理由

コーヒー袋 あらたな日、あらたな珈琲。のコーヒー

なぜコーヒー袋を分けてお届けするのか?

当店ではご注文いただいたコーヒーをお送りする際にこだわっていることがあります。それは、必ず2つ以上のコーヒー袋に分けてお届けするという点です。

たとえば珈琲バッグを10杯分ご注文いただいた場合。通常であれば、1つのコーヒー袋に10杯分の珈琲バッグを入れてお届けします。しかし当店では1袋に5杯分ずつ入れて、2袋に分けてお送りしています。

珈琲バッグ10杯分セット

わざわざ2袋に分けなくても1袋にまとめた方が、楽で梱包もかさばらずに済みます。しかしそれをしません。その理由ができるだけ鮮度の高い状態でお届けしたいという想いがあるからです。

コーヒーの鮮度を保つ方法

コーヒーの鮮度を落とす一番の敵は酸化です。酸化とは、分かりやすくイメージすると鉄が錆びることですね。人間でいうと老化です。コーヒーも焙煎直後から少しずつ酸化が進んでいきます。また、コーヒー豆そのままの状態よりも挽いた場合には酸化のスピードが早まります。

コーヒーは酸化すると、風味や香りがなくなり、嫌な酸味を感じるようになります。そうならないために、鮮度を保つ工夫が必要になるわけです。

酸化する原因

  • 空気
  • 高温
  • 多湿(水分)

原因として最も多いのが空気に触れることによる酸化でしょう。コーヒー豆を販売している専門店や喫茶店などに行くと分かると思いますが、コーヒー豆をそのままディスプレイしているお店はないと思います。必ず瓶などの密封された容器に入っていますよね。

通販でも密封されたコーヒー専用の袋に入って届けられると思います。それを当店では2袋に分けてお送りしています。その理由が分かっていただけたでしょうか?

そうです!酸化を防ぐためです。コーヒー袋は開封したと同時に空気が入ります。そこから酸化のスピードが早まります。もし1袋のみだったら1杯目のコーヒーと10杯目のコーヒーでは酸化によって多少なりとも味や風味に影響が出てしまいます。その差をなるべく減らすために、2袋に分けてお届けしています。1袋分飲み終わるまでは、もう1袋は開封する必要はありませんからね。

これが当店が袋を2袋以上に分けてお届けしている理由です。さらにコーヒー袋はジップロック形式になっていますので、1杯分の珈琲バッグを取り出した後は、簡単にチャックして閉めることができます。

1杯分ずつ袋詰めでもお届け

また、さらに酸化のスピードを緩やかにし、鮮度を保つために1杯分ずつ袋詰めしてお届けもしています。

1杯分ずつ袋詰め

1杯分の珈琲が入るコーヒー専用の袋に詰めます。これによって、1杯分ずつ開封するため、2杯目以降は飲むまでは空気に触れることがないので酸化のスピードを緩やかにすることができます。

コーヒーにおいて酸化は厄介な敵ですので、美味しいコーヒーを飲むためには、気を使って保存した方が良いでしょう。街のコーヒーショップなどで購入した珈琲豆の場合、安易な袋に入っている場合もあります。その場合は密閉度が高い容器に移し替えたり、珈琲専用の保存容器などに移し替えて保存した方が良いでしょう。

アロマキープパックのようにコーヒー専用の袋でも、何か月も放置していれば酸化します。賞味期限とは別にコーヒーが美味しく飲めるのは焙煎から2週間前後と言われているの一般的です。その意見には私も賛成で、できる限り2週間前後で飲み終えることをオススメします。

当店で最もオススメなのが16杯分セットです。1日1杯飲んで2週間ちょっと飲み終わります。

それでは、今日も美味しいコーヒーを!