【産地】ブラジル

ブラジルコーヒー コーヒーの産地

世界第一位のコーヒー生産国 ブラジル

南米大陸の中部・東部に位置するブラジル。世界最大の熱帯林のアマゾンはあまりにも有名。実はアマゾンだけでなく、コーヒーの生産量・輸出量が世界一というコーヒー大国でもある。

ブラジルコーヒー

日本の約22.5倍という国土の面積があり、広大な自然が広がっている。北部、中部、南部の地域に大きくわけることができる。

  1. 北部
    赤道付近に位置する。熱帯気候で一年を通して湿度が高く蒸し暑い。熱帯雨林のアマゾンがある。
  2. 中部
    亜熱帯地帯。雨季と乾季がある。
  3. 南部
    温帯地帯。

アマゾンは北部にあり、カーニバルで有名なリオデジャネイロは南部に位置する。有名な観光スポットであるイグアスの滝も南部になる。コーヒーの栽培は1727年に開始され、19世紀半ばにコーヒー生産国第一位となる。

ブラジルコーヒー豆の収穫方法

コーヒー豆の収穫方法は手摘みか機械に分けることができるが、ブラジルでは小さな農園を除く、多くの農園が機械を導入して収穫をしている。コロンビアのような険しい山の斜面で栽培されているのではなく、平らな広大な土地で栽培されている。これにより、機械で収穫することが可能になっている。広大な土地で栽培されたコーヒー豆を機械で一気に大量収穫するというスタイルが多い。

主な産地

ブラジルは北部、中部、南部の3つに大きく分けることができる。その中でも南部で集中して栽培されている。ミナスジェライス州、パラナ州、サンパウロ州が主な生産地域になっている。

ブラジルコーヒー栽培地域

標高は600m~1300mで栽培されており、1000m前後の農園が多い。

コーヒー豆の加工方法

日干し、乾燥させてから果肉を除去するナチュラル製法

ナチュラル製法とは
収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾燥させ脱穀する製法。

ブラジル産コーヒーの種類

ブラジル サントスNo.2、ブラジル サントスニブラ、ブラジル さくらブルボン

豆の等級・規格

300gのコーヒー豆の中に含まれる欠点豆の多さによって格付けされています。等級はNO.2~NO.8の7段階。「あれ?No.1は?」と疑問に思うかもしれませんが、No.1は存在しなく、No.2が最高グレードのコーヒー豆となっています。なぜ、No.1がないのか?それは「欠点が一切ないものは存在しない」という理由から、No.1を設けていないのです。

コーヒー豆の栽培

ほとんどがアラビカ種。70%~75%をアラビカ種が占めており、残りがロブスタ種になっています。ミナスジェライス州、パラナ州、サンパウロ州を中心に、平らな広大な土地で栽培されています。

 

ブラジルコーヒーの味

苦味が強くなく、柔らかな酸味がある。苦味・コク・酸味のバランスがよくブレンドコーヒーのベースとして使われることも多い。クセが少ないコーヒーなので、コーヒー初心者でも飲みやすい味わい。

店長の感想

ブラジルと言えば「サントス」。喫茶店やカフェでのサントスを出しているところは多いのではないでしょうか?それくらい有名な銘柄です。ブラジルのサントス港から輸出されているので、サントスという呼び名が付いています。リーズナブルな価格で多くの人に飲まれて親しまれています。

さて、サントスの味ですが、強すぎない酸味と苦味でクセがありません。いい香りもします。口に含んだ際に感じるボディ感は重すぎず、軽めの印象があります。万人受けする飲みやすさです。