サードウェーブとは

サードウェーブコーヒー コーヒー基礎知識

コーヒー業界の3つのウェーブ

コーヒー第1の波をファーストウェーブ、第2の波をセカンドウェーブ、第3の波をサードウェーブとして、時代におけるコーヒーのトレンドがあります。コーヒーがどのようにして飲まれてきたのかを、順を追ってみてみましょう。

1.ファーストウェーブ

19世紀後半~1970年代

大量生産によって、コーヒーが世界中に流通し、安価で日常的に飲まれるようになった時代。インスタントコーヒーもこの時代に普及して、より安価で多くの人に飲まれるようになった。

2.セカンドウェーブ

1980年~1990年代

シアルト系のコーヒーチェーンが流行した時代。スターバックスやタリーズなどがシアトル系にあたる。深煎りのコーヒー豆など、濃いコーヒーをアレンジしたカフェオレやラテなどのドリンクが流行。ファーストウェーブの量から、質へと変化した時代であると言える。

3.サードウェーブ

2000年以降

サードウェーブとは(wikipediaより)
サードウェーブコーヒーは、ワインや茶、チョコレートのような他の食品植物のように、消費者が風味、品種、産地の素晴らしい特性を理解できるよう、適切な焙煎、抽出がなされることが求められる。サードウェーブコーヒーの大きな特色としては、直輸入のコーヒー、高品質なコーヒー豆、シングルオリジン(英語版)、浅煎りの豆、ラテ・アートにある。

コーヒー豆の個性を味わって、コーヒーを飲むことをもっと楽しもうとする時代。コーヒー豆が栽培された産地や農園がどこなのか?どんな精製方法を使っているのか?などがハッキリと分かる高品質な豆、スペシャルティコーヒーやシングルオリジンでコーヒー豆が持つ個性や風味を楽しみながら味わうというスタイル。ハンドドリップで1杯分ずつ丁寧に淹れるのが基本。また、セカンドウェーブのような深煎りの豆が中心ではなく、浅煎りで酸味を楽しむ傾向がある。

コーヒーウェーブを簡単にまとめる

  1. ファーストウェーブ=大量生産・大量消費
  2. セカンドウェーブ=シアトル系コーヒーチェーン店の流行
  3. サードウェーブ=豆そのものが持つ個性を味わう

このようにして、時代によってコーヒーの飲み方や、コーヒーに対する考え方が変化してきました。サードウェーブのハンドドリップで1杯分ずつ淹れるというスタイルは、目新しさはないように感じますが、それは日本では昔から喫茶店が普及していたからです。世界的にみると1杯分ずつ淹れるスタイルは新しいようです。

 

フォースウェーブとは

サードウェーブの次に来るコーヒー第4の波がフォースウェーブです。果たしてどんな波が来るのでしょうか?想像してみましょう。

  • 消費者が自分で自家焙煎して飲むスタイル
  • コーヒー抽出器具が進化して、プロが淹れたコーヒーが簡単に飲める時代
  • 昔のカリスマ美容師のようなカリスマバリスタが注目される時代
  • コンビニコーヒーのレベルが喫茶店やカフェレベルになる時代
  • 一人一人がオリジナルのブレンドコーヒーを作る時代

どれもきそうな気がします(笑)。

 

フィフスウェーブとは

あらたな日、あらたな珈琲。ではもう一歩先のコーヒー第5の波「フィフスウェーブ」以降まで考えてみましょう!未来のコーヒーですね(笑)。

  • コーヒーがコーヒーベルト以外でも栽培できるようになる。自家栽培コーヒーの時代
  • コーヒーを抽出した粉を資源として再利用し地球環境が良くなる
  • コーヒーに含まれる成分から特効薬が生まれる
  • コーヒーを味わうものから、コーヒーの効果を活用する時代になる
  • コーヒーがマヨネーズや醤油などの他の料理に合わせて食べる調味料となる

などなど、フィフスウェーブ以降では今までのコーヒーとはちょっと違う、あらたな珈琲の可能性が生まれるかもしれません。

ちなみに、あらたな日、あらたな珈琲。では「コーヒーを味わうものから、コーヒーの効果を活用する時代になる」という波を起こしたいと考えています。その第一歩として、コーヒーをビジネスツールとして捉えて、あらたな珈琲の飲み方を提案しています。

ビジネスマンに向けた仕事専用コーヒーはその先駆けです。実際コーヒーに含まれる成分は、仕事にも役立ちます。そのことを一人でも多くの人に伝えることを目的にこのブログを書いています。

そして、実際にコーヒーをビジネスに活用することで仕事の効率が上がり、生産性がアップし、結果を出せる人増えたら素晴らしいことだと考えています。飲んで美味しいコーヒーだけではなく、仕事にも役立つコーヒーというあらたな珈琲の価値を広めていきます。